NISA TOKYO
投資信託
2026年07月17日

オルカンとは?初心者向けに特徴・メリット・デメリットを徹底解説【2026年最新版】

こんな人におすすめ

✅ オルカンがおすすめな人

  • 世界中に分散投資したい
  • 長期でコツコツ資産形成したい
  • 初心者で商品選びに迷っている

❌ あまり向かない人

  • 短期間で大きな利益を狙いたい
  • 米国株だけに集中投資したい

30秒で分かる結論

  • オルカンは「全世界株式(オール・カントリー)」連動型の投資信託の通称
  • MSCI ACWI(先進国+新興国)に連動し、数千銘柄に分散投資
  • 長期・積立・分散投資と相性が良く、NISAのつみたて投資枠で人気が高い
  • 全世界分散で地域リスクを抑えられるが、米国集中型より上振れは小さい傾向
  • オルカンとS&P500の比較は「オルカンvs S&P500」で、NISAの基本は「NISAとは」をご参照ください

オルカン(全世界株式・オール・カントリー)は、NISAのつみたて投資枠で人気が高い投資信託の一つです。本記事ではオルカンの仕組みやメリット・デメリットを初心者にも分かりやすく解説し、自分に合っているかを中立的に判断できる情報を提供します。オルカンを過度に推奨するのではなく、リスクやデメリットも公平に説明します。おすすめ投資信託の比較は「NISAおすすめ投資信託10選」を、初心者向けの運用ガイドはこちらをご参照ください。

オルカンとは

オルカンとは、「全世界株式(オール・カントリー)」に連動する投資信託の通称です。「オール・カントリー(All Country)」が語源で、1つの商品で世界中の株式に分散投資できる点が特徴です。代表的な商品として「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」などがあります。

オルカンはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)という株価指数に連動することを目指します。MSCI ACWIは、先進国23カ国・新興国24カ国の大型株・中型株で構成される全世界株価指数で、数千銘柄をカバーします。日本株も含まれています。

オルカンの「オール・カントリー」には、先進国と新興国の両方が含まれます。新興国を含まない「全世界株式(除く日本)」や「全世界株式(DC)」などとは対象範囲が異なる点に注意が必要です。

どんな国・地域に投資しているのか

オルカンは、MSCI ACWI構成銘柄に連動して投資します。投資対象となる主な国・地域は以下の通りです。

先進国(約85%前後)

  • 米国(比率が最も大きい)
  • 日本・カナダ・イギリス・フランス・スイス・ドイツ・オーストラリアなど

新興国(約15%前後)

  • 中国・インド・台湾・韓国・ブラジル・メキシコなど

米国の比率が最も大きいのが特徴ですが、新興国も含めて全世界に分散投資しています。1つの商品で数千銘柄に分散投資できるため、個別企業の倒産リスクや特定国の景気後退リスクを幅広く分散できます。

オルカンの仕組み

オルカンはインデックスファンド(指数連動型)です。MSCI ACWIという株価指数に連動することを目指し、指数と同じ構成比率で株式を保有します。アクティブファンドのように運用担当者が銘柄を選ぶわけではなく、機械的に指数に連動します。

インデックスファンドのメリットは低コストです。独自の銘柄選択をしない分、運用管理費用(信託報酬)を低く抑えられます。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などは年率0.1%未満の低信託報酬で、長期保有時のコスト削減につながります。

オルカンはNISAのつみたて投資枠で買える商品の一つです。金融庁の基準(手数料が低い、分散投資されている等)をクリアした商品に限定されているため、初心者にも失敗しにくい設計です。NISAの基本は「NISAとは」をご参照ください。

メリット

  • 全世界分散:先進国・新興国を含む数千銘柄に分散投資でき、地域リスクを最も分散できる
  • 低コスト:インデックス型のため信託報酬が低く、長期保有時のコスト削減につながる
  • 日本株も含む:日本を含む全世界に投資するため、為替リスクを完全には回避できないが日本市場の成長も取り込める
  • 商品選びがシンプル:1つの商品で全世界分散できるため、初心者でも選びやすい
  • 長期・積立・分散投資と相性が良い:定額積立で購入単価を平準化しやすく、長期運用に向く
  • NISAのつみたて投資枠で買える:金融庁基準をクリアした商品で、運用益が非課税

オルカンは「世界中に分散投資したい」「商品選びに迷っている初心者」に選びやすい投資信託です。1つ買うだけで全世界分散投資できる手軽さが、NISAのつみたて投資枠で人気が高い理由の一つです。おすすめ投資信託の比較は「NISAおすすめ投資信託10選」をご参照ください。

デメリット

オルカンにはメリットだけでなく、以下のデメリットもあります。公平に解説します。

  • 元本保証ではない:価格変動リスクがあり、投資元本を割り込む可能性がある
  • 米国集中型より上振れが小さい傾向:全世界分散する分、米国市場の成長を最大限取り込むことはできない。過去の実績ではS&P500連動型の方が上昇幅が大きい傾向があった
  • 新興国リスクを含む:新興国株式は先進国よりボラティリティが高い傾向がある
  • 為替変動リスク:海外株式に投資するため、円安・円高の影響を受ける
  • 分配金が出ない商品が多い:分配金目的で投資したい方には向かない
  • 日本株も含む:日本株を避けたい方には「全世界株式(除く日本)」型の方が適している場合がある

注意:過去の実績は未来を保証しません。S&P500連動型が今後もオルカンより高いリターンになるとは限りません。地域分散を優先するか、特定地域の成長を優先するかは、ご自身の投資方針によります。

S&P500との違い

オルカンとS&P500は、どちらもNISAのつみたて投資枠で人気が高い投資信託ですが、投資対象が異なります。以下の比較表で確認しましょう。

比較項目オルカンS&P500
投資対象全世界(先進国+新興国)米国大型株500銘柄
分散性★★★★★(数千銘柄)★★★★☆(500銘柄)
リスク中(地域分散)中(米国集中)
期待されるリターン全世界平均的米国市場成長連動
信託報酬低〜中
初心者向け★★★★★★★★★★
長期運用向け★★★★★★★★★★

オルカンは全世界分散を優先し、S&P500は米国市場の成長を優先します。どちらが優れているではなく、投資方針によります。詳細な比較は「オルカンvs S&P500」を、S&P500の基本は「S&P500とは」をご参照ください。

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どんな人に向いているか

こんな人に向いている

  • 世界中に分散投資したい方:特定地域に集中せず、全世界の成長を取り込みたい方
  • 長期でコツコツ資産形成したい方:10年〜20年以上の長期保有を前提にしている方
  • 初心者で商品選びに迷っている方:1つの商品で全世界分散できる手軽さを重視する方
  • 新興国も含めて分散したい方:先進国だけでなく新興国の成長も取り込みたい方
  • 積立投資をしたい方:毎月定額を自動積立でコツコツ貯めたい方

どんな人には向かないか

こんな人には向かない

  • 短期間で大きな利益を狙いたい方:オルカンは長期運用向けで、短期売買には向かない
  • 米国株だけに集中投資したい方:米国市場の成長を最大限取り込みたい方はS&P500連動型が適している
  • 分配金を定期的に受け取りたい方:オルカンは分配金が出ない商品が多い
  • 日本株を避けたい方:オルカンは日本株も含むため、「全世界株式(除く日本)」型が適している
  • 新興国リスクを取りたくない方:オルカンは新興国も含むため、先進国のみに投資したい方は別商品が良い

NISAとの相性

オルカンはNISAのつみたて投資枠と相性が良い投資信託です。理由は以下の3つです。

理由1:長期・積立・分散投資向け

NISAのつみたて投資枠は「長期・積立・分散投資」を支援する制度です。オルカンは全世界分散投資であり、毎月定額を積立購入する「ドルコスト平均法」と相性が良いです。長期保有するほど複利効果が期待できます。初心者向けの運用ガイドはこちらをご参照ください。

理由2:金融庁基準をクリア

つみたて投資枠で買える商品は、金融庁の基準(手数料が低い、分散投資されている等)をクリアした投資信託に限定されています。オルカンは低コストで全世界分散しており、この基準をクリアしているため、つみたて投資枠で買えます。

理由3:NISAで人気が高い理由

オルカンはNISAで人気が高いですが、その理由は「1つ買うだけで全世界分散できる手軽さ」です。商品選びに迷う初心者でも、オルカン1本で全世界分散投資を始められます。ただし「人気がある=自分に合っている」ではないため、ご自身の投資方針に合っているかを判断することが大切です。

オルカンをNISAで買う場合、マネックス証券松井証券DMM株など、つみたて投資枠に対応している金融機関で比較してみてください。取扱銘柄数や手数料が異なります。

よくある質問

Q. オルカンはどの指数に連動していますか?
A. MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動することを目指します。先進国23カ国・新興国24カ国の大型株・中型株で構成される全世界株価指数です。
Q. オルカンはNISAで買えますか?
A. はい、NISAのつみたて投資枠で買える商品の一つです。金融庁基準をクリアした投資信託に限定されています。
Q. オルカンとS&P500はどちらが良いですか?
A. どちらが良いではなく、投資方針によります。オルカンは全世界分散、S&P500は米国集中です。詳細は「オルカンvs S&P500」をご参照ください。
Q. オルカンの信託報酬はどのくらいですか?
A. 代表的な商品(eMAXIS Slim 全世界株式など)は年率0.1%未満の低信託報酬です。ただし商品によって異なるため、確認が必要です。
Q. オルカンは元本保証ですか?
A. いいえ、元本保証ではありません。価格変動リスクがあり、投資元本を割り込む可能性があります。NISA口座であってもリスクは変わりません。
Q. オルカンは日本株を含みますか?
A. はい、日本株も含みます。日本株を避けたい方は「全世界株式(除く日本)」型の商品をご検討ください。
Q. どの証券会社で買えますか?
A. 主要なネット証券で買えますが、取扱銘柄数は異なります。マネックス証券松井証券DMM株などで比較してみてください。

まとめ

オルカン(全世界株式・オール・カントリー)は、MSCI ACWIに連動し、先進国・新興国を含む全世界の数千銘柄に分散投資できる投資信託です。1つの商品で全世界分散投資できる手軽さが、NISAのつみたて投資枠で人気が高い理由です。

メリットは全世界分散・低コスト・商品選びのシンプルさですが、デメリットとして元本保証ではない、米国集中型より上振れが小さい傾向、新興国リスクを含む、為替変動リスクなどがあります。世界中に分散投資したい、長期でコツコツ資産形成したい初心者に向いていますが、短期間で大きな利益を狙いたい方や米国株に集中投資したい方には向きません。

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証券会社選びは、取扱銘柄数や手数料を比較するのがおすすめです。マネックス証券松井証券DMM株などで比較してみてください。オルカンを始めるか迷った場合は、まずは無料のNISA診断を活用してみるのも一つの方法です。

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