NISA TOKYO
高配当株
2026年08月05日

NISAで配当金を非課税にする方法|知らないと損する受取方法を初心者向けに徹底解説【2026年最新版】

✅ こんな人におすすめ
  • NISAで高配当株投資を始めようとしている人
  • すでにNISA口座を持っているが、配当金の受取方法を確認していない人
  • 「株式数比例配分方式」という言葉を初めて聞いた人
  • 配当金が課税されていて損をしているのではないかと不安な人
⚠️ こんな人には向かない
  • NISA口座をまだ開設していない人(まずは口座開設が先です)
  • 投資信託の分配金だけを受け取っている人(設定の対象が異なります)
  • 米国株など外国株式の配当金だけで完全非課税を期待している人(現地課税があります)
⏱️ 30秒で分かる結論

NISAで国内上場株式・ETF・REITの配当金を非課税で受け取るには、「株式数比例配分方式」を選択することが必須です。

  • 株式数比例配分方式を選べば、NISA枠内の配当金が非課税
  • 銀行口座や郵便局で受け取る方式を選ぶと、約20.315%の税金が引かれる
  • 一度課税された配当金は、確定申告をしてもNISAの非課税扱いには戻せない
  • 投資信託の分配金は、この設定とは別の扱い
  • 米国株など外国株式の配当金は、現地での源泉徴収が行われる場合がある

👉 まずは自分の証券会社で「株式数比例配分方式」が選択されているか確認しましょう。

NISAでは配当金は非課税になる?

NISA(少額投資非課税制度)は、一定金額までの投資で得た譲渡益と配当金等が非課税になる制度です。しかし、「NISA口座で買えば何でも非課税」というわけではありません。

とくに配当金については、受取方法によって非課税になるかどうかが決まります。この仕組みを知らずに設定を放置していると、せっかくのNISA枠なのに配当金に税金が引かれてしまうことになります。

NISAで配当金を非課税にするには、正しい受取方法を選ぶ必要があります。詳しくはNISAとは?基礎からわかる徹底解説もあわせてご覧ください。

NISAで配当金が非課税になる条件

NISA口座で購入した国内上場株式・上場ETF・上場REITの配当金等を非課税で受け取るには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 条件1:NISA口座(つみたて投資枠または成長投資枠)で購入した銘柄であること
  • 条件2:配当金の受取方法が「株式数比例配分方式」であること
  • 条件3:配当金の受取方法の選択期限までに設定が完了していること

このうち、もっとも重要で、かつ自分で設定が必要なのが条件2の「株式数比例配分方式」です。他の受取方法を選択していると、NISA口座で買った株の配当金でも課税されてしまいます。

注意:課税された配当金は、あとから確定申告をしてもNISAの非課税扱いには変更できません。設定の確認は早めに行いましょう。

成長投資枠で高配当株を購入する場合は、とくにこの設定が重要です。成長投資枠の詳細はNISA 成長投資枠とは?限度額や対象銘柄を徹底解説をご覧ください。

株式数比例配分方式とは?

株式数比例配分方式(かぶし�きすうひれいはいぶんほうしき)とは、配当金を「株主が持っている株式数に比例して、証券口座で受け取る方法」のことです。

この方式を選択すると、NISA口座で保有している株式の配当金が、自動的に非課税で処理されます。特別な申告や手続きは不要で、証券会社の口座に配当金がそのまま入金されます。

株式数比例配分方式のメリット

  • NISA口座の配当金が非課税になる
  • 配当金が自動的に口座に入金される(手間なし)
  • 確定申告の必要がない
  • 配当金受領書を取りに行く必要がない

つまり、株式数比例配分方式はNISAで配当金を非課税にするための唯一の受取方法であり、かつ最も手間がかからない方法でもあります。

配当金の受取方法の違いを比較

国内上場株式の配当金には、主に以下4つの受取方法があります。NISAで配当金を非課税にできるのは「株式数比例配分方式」のみです。

受取方法NISAで非課税おすすめ度
株式数比例配分方式★★★★★
登録配当金受領口座方式×(課税)★★☆☆☆
配当金領収証方式×(課税)★☆☆☆☆
個別銘柄指定方式×(課税)★★☆☆☆

この表からも分かるように、NISA口座で配当金を非課税にするなら株式数比例配分方式一択です。

配当金領収証方式とは?

配当金領収証方式とは、配当金の支払期日に、配当金領収証(振込案内書)を持って金融機関の窓口に行き、配当金を受け取る方法です。

かつては一般的な受取方法でしたが、現在では窓口に行く手間や時間がかかることから、選択する人は少なくなっています。

NISA口座での注意点:配当金領収証方式で配当金を受け取った場合、NISA口座であっても課税対象となります。非課税にはなりません。

また、配当金領収証方式は受け取り忘れのリスクもあります。支払期日から一定期間が過ぎると時効になってしまうこともあるため、注意が必要です。

登録配当金受領口座方式とは?

登録配当金受領口座方式とは、あらかじめ登録した銀行口座などに配当金が振り込まれる方式です。証券口座とは別の銀行口座で配当金を受け取ることができます。

窓口に行く手間がないため便利ですが、NISA口座で保有している株式の配当金であっても課税対象となってしまいます。

重要:NISAで非課税にするには、配当金を証券会社の口座(NISA口座)で受け取る必要があります。銀行口座で受け取ると、NISAの非課税メリットが使えません。

個別銘柄指定方式とは?

個別銘柄指定方式とは、配当金を受け取る方法を銘柄ごとに個別に指定する方式です。ある銘柄は株式数比例配分方式、別の銘柄は登録配当金受領口座方式、というように銘柄単位で異なる受取方法を選べます。

柔�性は高いですが、NISA口座で保有している株式について個別銘柄指定方式で「株式数比例配分方式以外」を選択すると、その銘柄の配当金は課税対象となります。NISAの非課税メリットを活かすには、結局すべての銘柄で株式数比例配分方式を選ぶ必要があるため、個別銘柄指定方式を選ぶ実益はほぼありません。

注意:個別銘柄指定方式で「登録配当金受領口座方式」や「配当金領収証方式」を指定した銘柄は、NISA口座であっても課税されます。NISA口座の株式は、口座全体で株式数比例配分方式を選ぶのが確実です。

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設定に迷ったら、まずは証券会社選びから

株式数比例配分方式の設定は証券会社ごとに異なります。設定画面が分かりやすい証券会社を選ぶと安心です。

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高配当株投資に興味がある方は、NISAで高配当株投資はあり?メリット・デメリットを徹底解説も参考にしてください。

証券会社ごとの「株式数比例配分方式」の設定場所

株式数比例配分方式の設定は、利用している証券会社のWebサイトまたはアプリから行います。ここでは、高配当株投資で人気の高い3社の設定場所を解説します。

マネックス証券の設定場所

マネックス証券では、ログイン後の「取引関連」メニューから「配当金受取方法の変更」を選択し、「株式数比例配分方式」を選ぶことができます。設定画面が分かりやすく、初心者にも迷いにくい設計です。

画面イメージ(イメージ):

  1. ログイン後、上部メニュー「取引関連」をクリック
  2. 「配当金受取方法の変更」を選択
  3. 「株式数比例配分方式」のラジオボタンを選択
  4. 「確認」→「登録」の順に進む
  5. 「設定が完了しました」のメッセージを確認

👉 マネックス証券の詳細レビューはこちら

松井証券の設定場所

松井証券では、ログイン後の「口座管理」または「設定・変更」メニューから「配当金受領方式の変更」に進みます。「株式数比例配分方式」を選択して登録を完了します。サポートが充実しており、分からないことがあれば問い合わせも可能です。

👉 松井証券の詳細レビューはこちら

DMM株の設定場所

DMM株(DMM.com証券)では、ログイン後の「口座設定」または「各種設定」から「配当金受取方法の変更」に進み、「株式数比例配分方式」を選択します。設定画面がシンプルで分かりやすいのが特徴です。

👉 DMM株の詳細レビューはこちら

証券会社で設定を確認する方法

すでにNISA口座を持っている場合は、自分の現在の受取方法が「株式数比例配分方式」になっているか確認しましょう。

確認手順(共通):

  1. 証券会社のWebサイトまたはアプリにログインする
  2. 「口座設定」「各種設定」「設定・変更」などのメニューを開く
  3. 「配当金受取方法」または「配当金受領方式」の項目を探す
  4. 「株式数比例配分方式」が選択されているか確認する
  5. 選択されていない場合は変更し、登録を完了する

証券会社によってメニュー名は異なりますが、「配当金」というキーワードで検索すれば、該当の設定ページにたどり着けることが多いです。

設定を確認するチェックリスト

配当金非課税設定チェックリスト

  • ☐ NISA口座を開設している(つみたて投資枠または成長投資枠)
  • ☐ 配当金受取方法が「株式数比例配分方式」になっている
  • ☐ 設定変更の反映を確認した(「登録完了」のメッセージが出る)
  • ☐ 銘柄ごとではなく、口座全体で設定されていることを確認
  • ☐ 銀行口座で受け取る設定になっていない
  • ☐ 配当金領収証方式を選択していない

すべてにチェックが入れば、NISAで配当金を非課税で受け取る準備は完了です。

よくある設定ミス5選

株式数比例配分方式の設定でよくある失敗を5つ紹介します。該当する場合は、早めに見直しましょう。

1銀行口座で受け取る設定のまま放置

証券口座開設時にデフォルトで銀行口座振込が選択されている場合があります。NISAで非課税にするには、証券口座で受け取る設定に変更が必要です。

2設定変更の反映を確認していない

設定変更後に「登録完了」のメッセージを確認せず、実際には変更が反映されていないケースがあります。必ず完了メッセージを確認しましょう。

3特定銘柄だけ設定を変えている

個別銘柄指定方式で一部の銘柄だけ設定を変えると、NISAの非課税メリットが適用されません。口座全体で株式数比例配分方式を選びましょう。

4旧NISA口座と新NISA口座の設定を混同

2024年以降は新NISA制度に移行しています。旧NISA口座の設定と新NISA口座の設定は別物です。現在利用している口座の設定を確認しましょう。

5配偶者の口座と自分の口座を取り違え

夫婦でそれぞれ証券口座を持っている場合、相手の口座の設定を確認しているつもりで自分の設定を見逃すことがあります。必ず自分の口座で確認しましょう。

ETFの分配金はどうなる?

NISA口座で上場ETF(上場投資信託)を購入している場合、その分配金は国内上場株式の配当金と同じ扱いになります。つまり、NISAで非課税にするには「株式数比例配分方式」の選択が必要です。

ETFと投資信託の違い(重要):

  • 上場ETF(証券取引所に上場している投資信託)→ 株式と同じ扱い、株式数比例配分方式の設定が必要
  • 投資信託(非上場)(つみたて投資枠などで買うファンド)→ 株式数比例配分方式の設定不要、自動的に非課税

この違いを知らずに「ETFも投資信託だから設定不要」と勘違いしていると、NISA口座のETF分配金が課税されてしまいます。高配当ETFに投資している方は特に注意しましょう。

上場REIT(不動産投資信託)の分配金についても、上場ETFと同じく株式扱いとなるため、株式数比例配分方式の設定が必要です。

初心者におすすめの設定

初心者の方は、以下の設定にしておくのが最も安心で確実です。

初心者におすすめの設定まとめ

  1. 配当金受取方法:「株式数比例配分方式」を選択(口座全体で)
  2. NISA口座の種類:成長投資枠で高配当株・ETFを購入
  3. 証券会社:設定画面が分かりやすい大手ネット証券(マネックス証券・松井証券・DMM株など)
  4. 確認タイミング:口座開設後、最初の配当金受取前に必ず確認

特にこだわりがなければ、口座開設直後に「株式数比例配分方式」を選んでおけば、以降の設定漏れを防げます。証券会社選びに迷う方は、NISA おすすめ証券会社ランキングを参考にしてください。

「投資信託の分配金」と「株式の配当金」の違い

ここで注意したいのが、投資信託の分配金は、株式の配当金とは扱いが異なるということです。

重要

投資信託の分配金は別扱い

NISA口座で購入した投資信託(つみたて投資枠・成長投資枠)の分配金は、株式数比例配分方式の選択にかかわらず非課税となります。投資信託の分配金には、この受取方法の設定は関係ありません。

つまり、「株式数比例配分方式」の設定が必要なのは国内上場株式・上場ETF・上場REITの配当金のみです。投資信託の分配金は、NISA口座で保有していれば自動的に非課税扱いになります。

投資信託のおすすめ銘柄については、NISA おすすめ投資信託ランキングをご覧ください。

外国株配当金の二重課税の考え方

米国株など外国株式の配当金については、現地(投資先の国)で源泉徴収が行われる場合があります。これはNISA口座であっても同じです。

米国株の配当金の例:

  • 米国で配当金に対して約30%の源泉徴収税が引かれる(NISA口座でも引かれる)
  • 日本の税金はNISA口座なら非課税
  • つまり、米国側の税金は引かれるが、日本側の税金はかからない

これは「二重課税」と呼ばれる仕組みの一部です。日本と米国の間には租税条約があり、一定の条件を満たせば米国側の源泉徴収税率が軽減(約10%)される場合がありますが、NISA口座では外国税額控除の適用ができない点に注意が必要です。

要するに、外国株式の配当金は「現地課税は回避できないが、日本の税金はNISAで非課税になる」というのが正確な理解です。

よくある失敗例

失敗例1:設定を確認せずに数年間課税されていた

NISA口座で高配当株を買っていたのに、受取方法が「登録配当金受領口座方式」のままだったため、配当金に約20.315%の税金が引かれ続けていたケース。数年分の税金は取り戻せません。

失敗例2:投資信託だと思い込んでいた

上場ETFの配当金を「投資信託の分配金だから非課税」と思い込んでいたが、実は上場株式扱いで株式数比例配分方式の設定が必要だったケース。ETFは株式扱いとなるため、設定が必要です。

失敗例3:確定申告で取り戻せると思っていた

配当金が課税されていることに気づいた後、確定申告すれば非課税に戻せると勘違いしていたケース。一度課税された配当金は、確定申告をしてもNISAの非課税扱いには変更できません。

よくある質問

Q:設定はどこで変更できる?
A:利用している証券会社のWebサイトまたはアプリの「口座設定」「各種設定」などのメニューから変更できます。「配当金受取方法」または「配当金受領方式」の項目を探し、「株式数比例配分方式」を選択して登録を完了してください。
Q:すでに株を持っていても変更できる?
A:はい、変更できます。すでに保有している株式の配当金受取方法も後から変更可能です。ただし、配当金の受取方法の選択には期限があり、各銘柄の配当落日(権利付最終日の翌営業日)の前日までに設定を完了する必要があります。次回の配当金から非課税になります。
Q:ETFの分配金も同じ?
A:上場ETFの配当金(分配金)は、株式と同じ扱いです。したがって、NISAで非課税にするには株式数比例配分方式の選択が必要です。上場REITの分配金についても同様です。ただし、投資信託(非上場)の分配金は別扱いで、株式数比例配分方式の設定は不要です。
Q:投資信託の分配金は?
A:NISA口座で購入した投資信託(非上場)の分配金は、株式数比例配分方式の設定にかかわらず非課税となります。受取方法の設定は不要です。これは株式の配当金とは制度上の扱いが異なるためです。
Q:米国株の配当金も完全に非課税?
A:いいえ、完全に非課税ではありません。米国株など外国株式の配当金には、現地(米国など)で源泉徴収税が引かれます。NISA口座であれば日本の税金は非課税になりますが、現地の税金は回避できません。米国の場合、通常約30%の源泉徴収が行われます(NISA口座では外国税額控除の適用外)。

まとめ:今日からできる3つのアクション

NISAで配当金を非課税にする方法について、重要なポイントをまとめます。

3つの重要ポイント

  1. NISA口座で配当金を非課税にするには「株式数比例配分方式」を選択する(唯一の方法)
  2. 銀行口座や郵便局で受け取る方式では課税される(確定申告でも取り戻せない)
  3. 投資信託の分配金は別扱いで設定不要、外国株式は現地課税あり

NISAで配当金に税金が引かれていることに気づいたら、今日すぐに設定を見直しましょう。設定変更は5分もあれば完了します。

高配当株投資に興味がある方は、NISAで高配当株投資はあり?で投資戦略を学んでから、自分に合う証券会社を選びましょう。

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