30秒で分かる結論
結論
- NISA口座は1人1金融機関のみ(同一年)
- 通常の証券口座は複数社で開設可能
- つみたて枠と成長枠を別会社に分けることはできない
- 証券会社の変更は年1回可能(制度あり)
- 夫婦ならそれぞれ別のNISA口座を持てる
NISA口座は複数作れる?
2026年時点の新NISA制度では、1人が同一年にNISAを利用できる金融機関は1社のみです。NISA口座を複数の金融機関で同時に開設・利用することはできません。
これは「NISA口座」と「通常の証券口座」のルールが異なるためです。混同しやすいポイントなので、以下で整理します。
証券口座自体は複数持てる
通常の証券口座(特定口座・一般口座)は複数社で開設可能です。NISA以外の口座に「1社しか持てない」という制限はありません。
例:証券口座の組み合わせ
- 証券会社A:NISA口座+特定口座
- 証券会社B:特定口座のみ
- 証券会社C:特定口座のみ
このように、NISAは1社、それ以外の課税口座は複数社で持つことができます。
NISAと特定口座の違い
| 項目 | NISA口座 | 特定口座 |
|---|---|---|
| 同時利用 | 1社のみ | 複数社OK |
| 税制優遇 | 条件を満たせば非課税 | 課税(源泉徴収あり) |
| 開設数 | 1人1口座 | 制限なし |
| 変更 | 年1回変更可能 | いつでも開設可能 |
NISAと特定口座の詳しい比較はNISAと特定口座の違いをご覧ください。
SBI証券と楽天証券の両方でNISAできる?
結論から言うと、SBI証券と楽天証券の両方で同時にNISA口座を利用することはできません。NISA口座は1人1金融機関のみだからです。
ただし、以下は可能です。
- SBI証券でNISA+楽天証券で特定口座
- 楽天証券でNISA+SBI証券で特定口座
楽天証券+マネックス証券、SBI証券+マネックス証券、マネックス証券+松井証券などの場合も基本的な考え方は同じです。NISAは1社、それ以外は複数社で利用できます。
おすすめ証券会社の比較はNISAおすすめ証券会社をご覧ください。
つみたて投資枠と成長投資枠を別会社にできる?
2026年時点の新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で利用することはできません。両枠とも同じ1つの金融機関で利用します。
「つみたて枠はA証券、成長枠はB証券」という使い方はできないため、証券会社選びはより重要になります。
銀行と証券会社でNISAを併用できる?
銀行と証券会社でNISAを分けて利用することもできません。NISA口座は1人1金融機関のみだからです。
「銀行でつみたて投資枠、ネット証券で成長投資枠」という使い方はできず、どちらか1つの金融機関で両枠を利用します。
銀行と証券会社の違いについてはNISAは銀行と証券会社どっち?をご覧ください。
夫婦ならそれぞれNISA口座を持てる?
NISA口座は個人単位で開設するため、夫婦それぞれが自分のNISA口座を持つことができます。
例:夫婦のNISA口座
- 夫→証券会社AでNISA
- 妻→証券会社BでNISA
夫婦だから同じ証券会社を利用する必要はありません。それぞれの投資スタイルに合った金融機関を選べます。
⚠️ 夫婦間の資金移動
夫婦間で資金を移動する場合、贈与税等の税務上の論点がある場合があります。具体的な取り扱いについては、公的情報(国税庁等)の確認や税務署・専門家へのご確認をおすすめします。
複数の証券会社を使いたい場合はどうする?
NISA以外の課税口座(特定口座・一般口座)を組み合わせることで、複数の証券会社を使い分けることができます。
例:複数証券会社の組み合わせ
- 証券会社A:NISAで投資信託
- 証券会社B:特定口座で個別株
- 証券会社C:特定口座で米国株
ただし、複数口座には以下のデメリットもあります。
- 資産管理が複雑になる
- 損益確認が分散する
- ログイン管理が増える
NISAで何を買うかはNISAで何を買えばいい?をご覧ください。
NISAを使う証券会社を変更する方法
現在のNISA金融機関から別の金融機関へ変更する制度があります(年1回)。変更手順・期限・既存商品の扱いについては、専用記事で詳しく解説しています。
詳しくはNISA口座の証券会社を変更する方法をご覧ください。
NISAの証券会社を選ぶポイント
NISA口座は1社のみなので、証券会社選びは重要です。以下の7項目で比較しましょう。
- 投資したい商品:何を買いたいか
- 投資信託ラインナップ:つみたて枠の商品数
- 国内株:個別株の取扱と手数料
- 米国株・海外商品:海外株式の取扱
- 手数料:売買手数料・為替手数料
- クレカ積立・ポイント:ポイント還元の有無
- アプリ・サポート:使いやすさとサポート体制
各社の最新情報は必ず公式情報をご確認ください。
よくある勘違い
| 勘違い | 正否 | 正しくは |
|---|---|---|
| NISA口座を2つ作れる | × | 1人1金融機関のみ |
| SBIと楽天でNISAを半分ずつ使える | × | NISAは1社のみ |
| つみたて枠と成長枠を別会社にできる | × | 同じ1社で利用 |
| NISA以外の証券口座も1社しか持てない | × | 特定口座は複数社OK |
| 一度NISAを開設したら変更できない | × | 年1回変更可能 |
| 夫婦は同じ証券会社を使わなければならない | × | 各自で選べる |
証券会社比較表
NISA口座を1社に決めるための比較参考例です。※最新の公式情報を必ずご確認ください。
| 証券会社 | NISA | 投資信託 | 国内株 | 米国株 | クレカ積立 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マネックス証券 | ○ | 豊富 | ○ | ○ | あり | 米国株強み |
| 松井証券 | ○ | ○ | ○ | ○ | 要確認 | サポート |
| DMM株 | ○ | ○ | ○ | ○ | 要確認 | アプリ |
| 楽天証券 | ○ | 豊富 | ○ | ○ | あり | ポイント |
| auカブコム | ○ | ○ | ○ | 要確認 | あり | auポイント |
| SBI証券 | ○ | 豊富 | ○ | ○ | あり | ラインアップ |
各社の詳細はマネックス証券、松井証券、DMM株をご覧ください。
1社にまとめるメリット
- 資産状況を把握しやすい:1か所で全体が見える
- NISA管理がシンプル:投資枠の利用状況が分かりやすい
- 積立設定を管理しやすい:設定変更が1か所で完結
- 投資枠の利用状況を確認しやすい:残枠の把握が簡単
複数証券会社を利用するメリット
NISA以外も含めて複数社を利用する場合のメリットです。
- サービスを使い分けられる:各社の強みを活用
- 取扱商品の違いを活用できる:NISAで投資信託、特定口座で個別株など
- 各社のツールを利用できる:分析ツールやアプリを使い分け
⚠️ 注意
口座数を増やすこと自体は推奨しません。管理の複雑さとメリットを天秤にかけて判断しましょう。
具体例
ケースA
マネックス証券+松井証券
- マネックス証券→NISA
- 松井証券→特定口座
ケースB
楽天証券+マネックス証券
- 楽天証券→NISA
- マネックス証券→特定口座
ケースC
夫婦で別々
- 夫→マネックス証券でNISA
- 妻→松井証券でNISA
よくある質問
Q. NISA口座は2つ作れる?
A. いいえ、1人1金融機関のみです。
Q. NISA口座は何個まで?
A. 1人1口座(1金融機関)のみです。
Q. 証券会社は複数使える?
A. NISA以外の口座なら複数社で開設可能です。
Q. SBI証券と楽天証券の両方でNISAできる?
A. いいえ、同時にNISAを利用できるのは1社のみです。
Q. 楽天証券とマネックス証券の両方でNISAできる?
A. いいえ、NISAは1社のみです。
Q. NISAを2社に分けることはできる?
A. いいえ、NISA口座は1人1金融機関のみです。
Q. 銀行と証券会社でNISAを分けられる?
A. いいえ、1人1金融機関のみです(銀行vs証券)。
Q. 特定口座とNISA口座を別会社にできる?
A. はい、NISAは1社、特定口座は別社で開設可能です(詳細)。
Q. 夫婦で別の証券会社を使える?
A. はい、NISA口座は個人単位なので各自で選べます。
Q. NISAの金融機関は途中で変更できる?
A. はい、年1回変更可能です(変更方法)。
Q. NISA口座を間違えて2社に申し込んだらどうなる?
A. 1人1金融機関のみ利用可能です。税務署等の確認を経て1社に整理されます。詳細は金融庁・各金融機関の案内をご確認ください。
Q. 複数の証券会社を持つメリットは?
A. NISA以外の口座なら、各社の強みを使い分けられます。
Q. NISAはどの証券会社を選べばいい?
A. 買いたい商品・手数料・ポイント等で比較を(ランキング)。
まとめ
- NISA口座は1人1金融機関のみ(同一年)
- 通常の証券口座は複数社で開設可能
- つみたて枠と成長枠は同じ1社で利用
- 証券会社の変更は年1回可能
- 夫婦ならそれぞれ別のNISA口座を持てる
- NISAは1社だからこそ比較が重要